昨日は、一昨日の雨による最悪の状況でなく、朝より晴々とした天気、雨上がりのせいかいつもより新鮮な空気と感じいつものコースを気持ち良くジョギングをしていたらはるか向うに珍しく女性の姿、見るからに身長も高く水色のワンピース姿で歩いている。近くで見たらきれいな女性かなぁーと思い心弾ませる。
急に立ち止まって自動販売機より缶ジュースを買うようなしぐさ、それじゃーじっくり顔を見れると感じ、足早に接近する。
缶ジュースを買っている横を通り過ぎる寸前にその女性がこちらを振り向いてびっくり、何と「ショムニ」の人事部長役や「トレビの泉」の司会者であった高橋克実ばりのごっつい顔に長い髪のカツラをつけた形相、おもわず「えっ、オカマ」見てはいけないものを見たと思う自分と見られてしまったという相手方とが一瞬、硬直状態となり、時間が止まったようだった。
朝から不思議な経験をし、やっぱ東京というところはいろんな趣味の方々がいるんだなぁーと妙に納得しながらも早く忘れるように足早にそこを通り過ぎていた。
ジョギングを開始してから今日までで早や27日、朝の光景は、いろいろなものに遭遇するが、土日など休日の朝は特に若い男女の方々が千鳥足で朝帰りする光景が目立つ。
あるコラムで日本は中国や北朝鮮に馬鹿にされ続けてまで今ままで通りの日米安保による外交政策の姿勢を通すのか、もう少し、歴史的背景を理解することが必要だと言っていたが、自分を含め、第二次大戦後、日本としての歴史的事実認識を知る由がない、もしくは知ろうとする人達が少なすぎる点があると思う。
現在、テレビでは視聴率のみの競争で娯楽番組が増え、考えることもなく単純におもしろいから受ける程度、若い人達は、漫画本のみを読む傾向、政局は選挙対策の為のみの支持率競争で外交政策など二の次、その場しのぎでいいのだろうかと疑問を持つことが多すぎる。
ある方が注意をしたり、叱咤激励だけではその場限りだけで駄目、相手の立場や状況を汲んだ継続的な真心ある言動こそがもっとも重要であり、それでこそ相手に伝わり、自らが行動するようになると言っていた。
そう言えば、北朝鮮の拉致問題に対しても金賢姫元工作員が相手の立場に立ってプライドを傷つけず交渉すれば解決の糸口が見出されるはずと言っていたが、
悪者扱いで武力による制圧は、叱咤激励と同様で一時的なもの、やはり友好関係を築く上でも歴史的認識の刷り合わせをし、交渉に望むべきと思う。
いつもジョギングするコースの中で「宝石は地から作られ、徳は善から表れ、智慧は静かな清い心から生まれる」と三つ又地蔵の近くの札に書いてあることを思い出す。
これから社員の方々にも叱咤激励ではなく、社員の立場に立って心ある指導を心掛けたいと思った今朝の心境でした。