IPSの臨床試験
今朝のニュースで加齢黄斑変性の移植治療の話しを聞く、入院前の通院している際、1Fロビーで80歳以上のご老人二人が話しをしていたことが早々に実現するのかと感じる。私自身がその話しを聞いた時は、今、話されているご老人がご存命中は実現しないもののと夢物語の話しをしていることがやけにおかしかった事を思い出す。
入院中でも加齢黄斑変性の手術をするものの手術前と変わらず退院する方がいた。今、加齢黄斑変性の患者さんが全国で70万人もいるとのことで早々に成功することを祈りたい。今までは、入院や、ましては眼科などに縁遠い人間だったがこの頃、敏感に反応してしまう。
退院後2週目の検査で昨日は通院、1FロビーにいたらK津さん夫婦と目が合い、思わずお互いに歩み寄る。しばらくの再会、一番にお会いしたいと思っていましたと奥様がいつも通り元気な姿に佐賀県出身の方の為、カバイおばあちゃんを思い出す。やさしいあの人はとN籐さんの話しが出たので今でも連絡を取り合っていることを話しをする。
ではと言って携帯電話番号を教えて頂く、いつでも電話を頂ければ何処でも行きます。年金生活者なもんでと笑みを浮かべ話をしている姿を見て嬉しく感じた。目の手術後の経過は良く、充血もなかった。視力は0.6までに回復したそうだ。
入院中のご夫婦の喧嘩などを見ていたが、奥さんが勝気な性格、ご主人はいつもは穏やかであるが、たまに意見を言うことで奥さんとぶつかってしまうが、それでもいつのまにか仲が良くなっている。不思議な夫婦だった。周囲ではそれがこっけいに見えるが本人同士の言い分があり、漫才のようにおもしろい。
そのK津の隣のベットが幽霊が挨拶に来るというかの有名なN崎さんだった。深夜2時になれば、電気をつけ「どちら様ですか」と言うのでK津さんが寝ていれなかったことを思い出す。
入院中は、いろんな方々と知り合えたことを感謝する。でもその当時は、皆が不安でいっぱいの為、いつもお互いを励ましあったことがこんな形での絆になったように思える。
また、私自身の退院日の時、ご主人が奥さんの手術の立会いに来ていたご夫婦にも合い、その当時の話しで盛り上がり、奥さんの眼鏡を作るところなのでと手を取り合って病院の中を歩く姿を見てすばらしい夫婦であると思った。
患者さん、診察して頂く方、レントゲン技師の方、看護師さんの方々のお陰で目の回復状況も良く、感謝している。
いまでも皆さんに合えば笑顔で挨拶をしてくれるし、冗談も言える関係にもなった点で人の和こそが一番だと再認識しています。
「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」の今の心境です。