2009/12/9 水曜日

学生の就職難と教えることへの役割

Filed under: 未分類 — wakayama @ 6:35:57

昨日、電車の中でリクルートスーツを着た女性の姿が目立つ。企業訪問などで一生懸命なんだなぁーと思いながらもたくましさを感じながら自分の娘のことを思う。

ちょうど二年前の12月頃、会社の仕事や人間関係の問題で軽いうつの症状が出て、一時は、娘との連絡が途絶え、自殺したのではないかと女房に言われて横浜と東京の行き来をしたこともあった。

その頃は、私自身、田舎から単身で東京へ上京し、SCLシステムをお客様に認めて貰うために必死に営業活動をしていた頃でもあった。仕事、家庭すべてにおいて重く圧し掛かり、自分自身の無力さを痛感した頃でもあった。

また、いろんな人に助けられたり、励ましの言葉を頂いたりしながらも何とか苦境を乗り越えたような気がする。その頃に感じたこととして人間、一人では所詮一人の力の限度がある。周囲の方々からの励ましや、協力があって大きな力になると感じた。

やはり人の和こそが天の時を掴むものと人生の教訓となった時期でもあった。

現在は、娘もふるさとに戻り、風土が馴染むのか元気になり、日々の仕事が楽しいと言っては、お父さんも頑張ってねと励まされている。

今、デノミ不況化の中で年々自殺者も多くなっている。昨日も五反田で人身事故があり山手線が全線一時、ストップする。この頃になってやけに多い。そんな中で今日のニュースを見ると「就職難で進学希望に変更、5割超の高校に」とある。

ますます大学や専門学校において若い世代を育てる役割と責任が大きいと感じる。

その中で、大学生の一割がひきこもりとなっている。その原因としては、中高では問題ない生徒が、自由度の高く、開放的な大学への適応できなくなるが大学生のひきこもりの特長だ」説明している記事を見れば、従来型教育の改善も必要ではないかと感じる。

ちなみに現在までの自殺者が約26、600人、ひきこもり者数と同様であることと今後、どちらも増加の一途を辿る傾向にあるとのこと。すくなくても孤立感に陥らず、周囲の方々に相談か、若しくは周囲の人が気がつけばとつくづく思う。

就職難という事情で進学をしても受け皿となる大学・専門学校での自由度の高い、来るものは拒まず、去るのは追わずの従来の姿勢では「ひきこもり」の改善にはならず、さらに増加する傾向にあると思われる。

今後、進学率の上昇に伴い、入学する学生の教程理解度の多様化にあたり、授業の理解不足よる学生や、目的・意欲を持たずにいる学生などが増える傾向にある中で日々の学生動向から「ひきこもり」となる兆候を把握する仕組みと、それに対して早期支援をする必要性が大きいと感じている。

やっかいなこととして学生自身が大人でもない、まして子供でもない点でその支援方法にも工夫が必要と思われる。 

叱るだけではかえって駄目、相手の立場を尊重しながら理解をして貰える要素を作り上げること、つまり学生と教員との信頼関係を築くことを優先にする事。

2009/12/7 月曜日

マスメディアのあり方について

Filed under: 未分類 — wakayama @ 5:28:16

以前にも何度か言ってきたが、マスメディアのあり方自体に疑問を感じている。こぞって視聴率を上げる為にある部分のみを面白おかしく報道する。

それを「あっそうなんだ」とその部分のみを鵜呑みにして見る視聴者が多いのも問題であるが、どうしてだろうと判断をする前に次の話題が入る。情報をいかに早く報道することが大事であっても情報自体が多く、消化不良を起す傾向にある。

そんなことが日常の生活の中にある為にある人が「こうなんだよ!」と言えば「何でそうなんだろう」と考えることなく「そうなんだ!」と鵜呑みをすることがしばしある。

「どうしてなの」と聞いて見れば「どうしてかは、わかりません」と返って来る。

さらに「自分の目で見たの」と言えば「確認してみます!」の返事。

相手の話しや情報を素直に受け入れているのか、それとも考えること自体が面倒なのかは分からないが、受け入れる前に自分が納得する為に見聞することが大事と思う。

私共の業界においては、2〜3前に大手の派遣専門の会社が魅力ある話題を撒き、開発者への個人登録をさせ、いろいろな業種へ派遣させたが、不況となった今、それが派遣金額の値下げへ拍車を掛け、足かせとなっている。

そんな中でSE、PGとしての人材を育てるのではなく、使うことが目的の為に派遣先より言われた内容を疑問を感じることなく、素直にこなすことしかできない。(リスク回避)

しかし、不況となれば一番、最初に切り捨てられる。影響を受けることが多い業種である。その影響でSE、PGの人材も育たない悪の循環。

マスメディアの情報やきらびやかな一時的な話題の表面だけに囚われ、その結果が派遣切りや仕分け作業での物議など人ごとのように見ているものの、最後には、やはり自分自身の身におきてはじめて実感する。

もう少し、自分の視覚、立場に置き換えて見る癖付けが必要、影響を受けるだけではなく、その立場になったつもりで予測し、その予測に応じた行動こそが今は大事だと思う。

常に当事者(相手)の立場になった観点で物事を見て、考え、行動することができる感性豊かな、熱き心を持った存在こそが今の時代において求められるものと思われます。 

2009/12/6 日曜日

大学生の「ひきこもり」の話題

Filed under: 未分類 — wakayama @ 12:32:42

今日は休日で天気も良く洗濯を済ませ、インターネットのニュースを見て今さらと思いながら大学生のひきこもりの記事を見る。100人に一人の割合であり、全国で大学生約2万6千人がひきこもりとなっている計算であるとのことで、さらに教職員が把握がされてないケースもある為に増える可能性があるとのこと。その原因としては中高のように朝から夕方まで同じメンバーのクラスが存在せず、孤立化しやすいことが挙げられるとある。

「中高では問題ない生徒が、自由度の高く、開放的な大学への適応できなくなるが大学生のひきこもりの特長だ」と説明している。

5年前より大学様と産学連携で現在のSCLシステムを開発をしてきた中で特に言われていたことは、入学当初の段階による学生の動向把握と「心」ある支援が重要であるとその当時から常に言っていた。

その為には、日々の学生動向を把握するシステムと教職員すべてが学生=お客様としての視点に立ち、支援することが求められると当時から言っていたが。。。。今さらに、ようやくここに来てと感じる。

腐ったミカンは取り除かないと駄目という教育から皆、平等の教育へと学力の高いフィンランドの教育方針も参考にはなるが、やっぱり授業料収入が経営の基盤となる大学としては、お客様=学生の視点に立ちことの重要性が一番に重要と思う。

学生自身が受けたいと思う授業にする上で「お客様=学生」その視点に立ち、支持される魅力ある「商品=授業」付加価値の高いものを作り出すことこそが大学、企業にとっても今、求められている。(デフレのスパイラル現象を脱する為に)

今後の日本としての将来を担う若い人達が「ひきこもり」することなく希望を持てる社会を築く上で自分自身を含め、親として、また、教育関係者の方々としての責任は大きいと感じる。

2009/12/1 火曜日

五体満足ながら贅沢な不満

Filed under: 未分類 — wakayama @ 7:29:24

昨日、ドキュメンタリー番組を見ながら感動する。それは、視覚障害ながらも奇跡のピアニストと絶賛される辻井伸行さんの幼少時代からの生い立ちを紹介した番組であった。

生まれながら目が見えない子供への親としての将来への不安に子供と一緒に死のうかと思った都度に子供がその境遇の中、一日、一日を懸命に生きている姿、寝顔を見る度ごとに励まされ、あるクリスマスの日におもちゃのピアノから子供が弾くジングルベルの音色を聞き、共に生きようと決意したことなどを知り、親の尺度だけで子供の人生を判断するものではないと感じる。

「決して上手く弾こうとは思っていない、ただ聞いてくれる人にうっとりして貰いたいだけ」と本人は言っていた。ある時、目が見えないんですかと質問された時に本人からは、「自分は目が見えないけれどピアノは弾けることが嬉しい」と返した言葉が印象的だった。音楽を通じ、人と人との絆をつなぐことができることへの感動を覚えた。

楽譜を見ながらピアノを弾く人よりも滑らかなタッチでピアノを奏でる姿を見ると感性豊かな音色が聴衆者に伝わるように感じる。「普通の人には見えないものが僕には見えるような気がする」と言っていた。自然をありのまま受け入れ、風、川を表現した「川のささやき」などを聞くと忘れていた幼少時代に味わった風に触れた川のせせらぎのような懐かしさを思い出すようであった。

自分自身、五体満足ながら自然をありのまま受け入れること、表現すること、人と人との絆を伝えきれないことへの贅沢な不満を感じながら反省をした。

日々、不自由ない生活が何かを忘れ、不満の毎日を送っているようで物欲だけに拘り、心の豊かさを失っているような気がする。

アメリカを中心とした資本主義の終焉である今こそ、「ポスト資本主義社会」への転換を図る上で心の豊かさを追求するべきとピータ・ドラッカーの言葉を思い出す。

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