昨日の郵便物に感謝
昨日、郵便ポストの中を覗いたら分厚い郵便物があるので早速に取り出す。差出人を見たらテレビ岩手の方からの郵便物であった。
部屋に入ってから開封をし、中身を見たら手紙とDVDが入っていました。手紙の内容を見て、そのDVDの中身が在りしの両親を取材した内容であるとのこと。ありがたいと思いと感謝の気持ちで、明日の朝、DVDでゆっくり見ようと思い、今朝、早めに起き、高鳴る気持ちでPCにセットし、映像を見ました。その映像から津波被害前の風景と取材に元気に答えている母親とちょっと緊張気味な親父の姿が映し出されていました。
先月末、帰郷した際は、ガレキの山となったところから形見となるものを探したものの、写真数枚のみで両親の遺影となる写真はなく、実家自体が津波で流され、跡形もない中で、困惑していましたが、津波被害のちょうど一ヶ月後、岩手日報社様の在りしの食堂という記事の紹介や、今回のDVDなど思わぬところから健在であった頃の両親に触れることができました。
今、思えば両親のことを何も知らなかったのは、自分自身であったような気がします。
両親と接した方々の記憶という思い出として残り、多くの方々から愛されていたことを思うと、それがなによりも優る大きな財産のような気がしています。
形あるものは、いずれは、壊れるが、記憶という形は、いつまでも壊れないと言われるように多くの方々に記憶という形で残っていることに対して、今となれば両親に取っても、人生の中で一番に自慢できる財産であり、誇れることと思います。
多くの方々に愛され、思い出という形で残って頂けたことが、両親に取っては、なによりも幸せだったように思います。