運用の変化に伴う改善ができていなかった問題
2015年1月に文科省から修得単位数の厳格化をするよう通達があったものの、出席管理システムとしては、さほど影響がないものと思っていた点、システムの改善まではしていなかったが、近年の傾向として履修登録前に授業が開始する為、履修登録前の受講が多く発生する。
それにより、履修判定の部分の改修を余儀なくしなければならず、まじめに改修をした現状だったが、今、思えば履修判定の部分の改修については、退学兆候の学生を把握する為にも必要だったように感じる。
4月~5月中旬頃は、退学をしたいと思う学生が多い現状の中、折角、入学しても辞めたいと思う気持ちは社会人も同様、我慢する気持ちよりも結論ありきの風潮は、若い世代の特長なのかが疑問が残る。
履修登録前の受講で辞めたいと思う退学者をどう引き留めるかが課題なのに国の政策として学生支援をしなければならないと言いながらも修得単位数の厳格化を求める点に矛盾を感じてしまう。
修得単位数の厳格化に伴い、授業開始日が年々、早くなればなる程、まじめに受講しても履修登録前の未履修受講が多くなる傾向だからこそ、もう少し、未履修者を救済する処置を施す必要があると感じる。