昨日の出来事
昨日の昼頃、駅方面の歩道を歩いていたら、正面から盲目の方が白杖をたたきながら歩いてきたので一瞬、立ち止まり様子を見ていたら「中華を食べたいので案内をしてくれ」と歩道の真ん中で誰かまわず大声で叫ぶ、周囲を見ると私ぐらいしかいない為、善意の気持ちでその方に近づき、「いいですよ」と話しかける。
近くで見ると20〜25歳ぐらいでがっしりした体系の男の方、若いのに不憫だなぁーと感じながら私自身が目が不自由な頃、同居人のパンダ君が盲導犬の役目で誘導してくれたことを思い出しながら中華料理の店の正面へ、「ここですよ」と言って役目を終え、今日は、人に良い事をしたなぁーと自己満足で安堵していたが。。。。次の瞬間に「やっぱり韓国料理を食べたい」と言われ、唖然とする。
「この近くではありませんよ」と答えると「他に何がある」と言われ、「松屋かオリジンですが」と答えた瞬間に「もう、いい」と私の役割が終わったようなものの言い方にその場を離れたが、大丈夫かなぁーとの思いもあり、しばらくは、その場の様子を見る。
その方は、しばらくはオリジンの正面にいたものの店へ入る光景に安心したのも束の間、コロッケを食べながら顔見知りのオリジンの方と一緒に出てきて、駅方面へ案内する光景にバトンタッチしたような気持ちがあり、その場を去るが。。。。私の気持ちには少々、憤りがあった。
いくら盲目だからいっても命令するような言い方と白杖をけたたましく叩く言動、行動に納得できず、その場にもう一度、戻って見たら
駅方面からこちらへ戻ってくるオリジンの方の姿が、様子も聞きたい為に待つ、第一声は、私から「ごくろうさんでした」と声をかけ、様子を聞くと駅に着くなり私と同様に「もう、いい」と言われ、びっくりしながらも感じた事は、誘導する事がお前らの当然の義務で、当たり前の事なんだという口調に、いくら不自由だからと言ってもあの頼み方は。。。。。。?と自分だけの気持ちではなかった事を知る。
やはり他人を見て勉強すること、私以外は皆、師である事を悟る昨日の出来事でした。
昨日は、その思いで本人は、食中毒と言っていた同居人の盲導犬ではなく、盲導パンダ君に夕食をご馳走しました。
本人曰く、食中毒が治ったので食べるものは肉、魚何でも問題ないですよ喜んでいました。夕食の最後に海鮮丼を頼めばいいものの病み上がりなのでと言い、海鮮丼の(中)を頼み、おいしそうに食べていました。帰りの道中でやはり(中)では、物足りないと独り言を言っていました。
私の気持ちとしては、仕事も食事と同様にガッツリとハングリーにトライして欲しいと思う帰りの道中でした。