要件定義の真実
ちょっと難しい内容であるが、システムを開発する上でお客様と仕様要件を詰めることを良く言う。
今の人達は、要件定義と聞き取り調査内容を間違え、あたかも要件定義をしたと思い込み、聞き取り調査内容を仕様と勘違いし、プログラムの作成をしてしまう傾向が多い。お客様に言われた内容がすべてと思い、信じ込み、作成する為、ちょっとでも違えば要件になかった、仕様通り、作成したがと言い出す。
今朝の記事に「科学を信じては駄目、真実のみだけが必要」と紹介していたが、要件定義も同様にお客様の運用実態の真実を見極め、その検証をする上でお客様への聞き取り調査をすることが必要であるが、議論せず、言われるままで、要望内容を満たすことのみに終始し、鵜呑みするまま実運用との検証を怠ることが後で問題となる。
評論家の佐高さんが披露宴の席で「結婚生活は、真実よりも人を信じることが大切である」と上記内容と相反する内容で紹介していたが、まさしくその状況に応じた物事への考え方も必要と思います。