クリスマスの朝
クリスマスの朝、ちょっと早めに起き、いつもの散歩をする。少々、早めに起きた理由は、もしかしてサンタクロースと会えるのではとの子供時代の弾む気持ちを思い出しながらの期待もあった。
子供時代は、サンタクロースがいつ来るのかとワクワクしながら布団の中で寝つかれなかった事を思い出しながら散歩をすると妙にその頃の新鮮な気持ちがこみ上げてくる。そんな子供時代の夢を忘れずに持ち続けることこそが大事かもしれないと感じる。
いつの頃か夢を持つことを忘れ、現実だけを直視するようになった自分の姿があまりにもちっぽけで無意味な存在だとつくづく思った。
あの頃の夢を持っていた子供時代は、日々の出来事が今の記憶の中でも輝いていたような気がしてならない。夢を持ち続け、何事も常にワクワクした気持ちで取り組むことが大事だと思い、一緒に住んでいて寝顔が可愛い同居人へサンタの長靴にお菓子の入ったプレゼントを朝、枕元へワクワクしながらそっと置いた。
おそらく今年のクリスマスもこの頃によく流れる歌と同様に一人きりのクリスマスになるのではと思いながらも少しは、楽しみがあっても良いのではと独りよがりの気持ち、自己満足の朝でした。