ソフトウェアーの構築において
今日は、まじめな話をするようで申し訳ないが、日頃よりいろいろなお客様での状況を見て特に文教関係におけるソフトウェアーの内容を見ると箱物導入が目立つ。
小生自身、流通、製造、小売などの業種を経験していると文教関係のソフトウェアーに関してが大雑把な感じに見受けられる。
現状調査も曖昧になっていることと導入後の運用における利用状況などの調査もなく、単にお客様でのシステムを構築したまでとのケースが多い。
流通、製造、小売の業者においては日々の運用において死活問題になりかねないケースでも問題となっていない事が多々あり過ぎる。
先日、文教関係のあるお客様より今までに導入してきたシステムの中で弊社のシステムが一番と言ってもいいくらいの内容だとお褒めの言葉を頂戴して有り難い面と普段のことを対応したまでと思っている点で複雑な心境でもあった。
只、今言えることとしてこの業界においてSE枠の仕事ができる人間も少なくっていることも事実である。よく私自身、SEと肩書きの名刺を見るとどれまでの技量を持っているのかなぁーと思うようになってきている。
特に現状調査の段階でお客様との摩擦を避けたいばかりに問題の先送りなどするケースがあり、本質を究めていないようである。
また、運用要件を満たす上で定型的な業務と非定型的な業務などの分類をせずにシステムを丸ごと構築をする為に運用における障害も多い。
現状調査として必要なことはお客様と打ち合わせすることだけでなく自分自身の目でお客様での運用をいろいろな角度から検証する必要性がある。(へそ曲がりの目で遊び心とデータ重視の観点で調査も必要)
それを極めてこそお客様以上の視点でモノ作りをする拘りを持って対応をする事が重要な要素と思える。
20数年間の経験の中でそれだけは不変であるように思える。
これからSEとして仕事をする方々へ「すべての謎を解く鍵は現場にある」の精神とモノ作りの拘りを持って対応をして頂きたいと思います。