以前より危惧していた事
今朝のMSNのIT業界におけるエンジニアの問題記事を見て以前より私自身がブログでも何度となく言っていた事が載っていた。
この問題となる発端は、開発要員を派遣させるビジネスの延長路線で受託をする事が問題の起因となっている。
作るという拘りがないまま言われるままに理解せず、鵜呑みのまま自らの検証もせず派遣のままの思考回路で仕事をするから問題が起きる。
言われた事を考えることなく鵜呑みしたままの開発で時間単価による派遣ビジネスは、リスクもなく、合理的ではあるが、システムのエンジニアとしての人間は育たない事が問題だったが、お客様自体もシステム開発を依頼する上で開発会社へ上手く伝えきれない点もあり、お客様現地での都度の要望に対応をできる派遣ビジネスが多くなった点にもある。
派遣先の開発要員は、何処も名刺の肩書は、SEとかアシスタントSEなどと書いてある。その肩書の意味を聞くと本人自体もわからないと答える有様。
派遣ビジネスは人が育たないと考え、受託ビジネスで人を育てなければと思って今までやってきた結論としては、開発者はプログラムと会話をするものの人との会話は不得意な人が多い、それに自分自身のプログラムに溺れもがいて周囲を見れなくなることも多々、ある。
派遣ビジネスが招いた人材の弊害と感じています。もう少し、開発者は、人と人との会話と気配りできる人財にならなければならないと思います。
また、SEとしての一番に重要な事は、開発の原点である上善、水の如しを忘れずに歩んで欲しいと思います。
今は、メーカと言えどもSEという人財がいない現状の中、肩書などに惑わされず、本来のエンジニアとしての技量を発揮する人財を見つけることが望まれます。