中途半端では駄目、バカがつくぐらいの拘りをもって
先週、あるお客様へ行き、打合せ後、そのお客様が他大学様へ訪問し、出席管理システムの運用状況などを確認したら導入はしたものの運用はされていないと言われ、お客様自体がびっくりされたことをお聞きしました。
確か、他業者様のホームページでは訪問先の大学様での運用状況として稼働率も良いとの事例紹介であったことを思い出す。
また、そのお客様が別大学様に訪問した時には、出席管理システムとしては、限定運用をされているとの内容であったそうです。
やはり、私共のホームページにも紹介しているように運用とシステムとのミスマッチが生じていて稼働できず、又は、機能を限定した運用ではないかと伺られる。
3〜4年前は、何処でも出席管理システムを導入した記事が多かったものの、その運用実態を知れば導入をしたものの運用自体で苦労されている傾向にあると思います。私共もも簡単に運用の問題だと言っていたその当時を思い出すと複雑な心境でした。
しかし、3年前頃から入学する学生の質の多様化に伴い、大学自体の授業形態や履修選択の内容などが大きく変わったこともシステムが運用とミスマッチした原因にもあると思っています。
ちょうど3年前から現状の出席管理だけなら何とか我慢ができるものの学生の分析・支援までの機能を含めれば運用に合わない中途半端なシステムとなっていた点でシステムの抜本的な改修が必要となり、改修作業に取り掛かった頃でした。
今までいろんな業種のシステムを開発から運用までを精通してきた経験、実績をもっても出席管理システム自体、特に難しいと感じました。
なぜならば教員、学生、職員の様々な立場の方が運用する為に一定の運用ルール自体も確立ができない事にありました。
当初の1年間は、悩み、運用自体の問題だと諦めたりの試行錯誤の状況が続きました。そんな中、ある方が時代劇の”仁”の主役がいつもの口癖となる『神は乗り越えれない試練は与えない』と言う名セリフを言われ、その言葉を信じ、何度も一からのやり直しでもあきらめることなく続けられたように思います。
今まで出席管理システムは何処も変わり映えしない簡単な内容だと殆どの人が思いがちの傾向が多く、導入してから気がつく事が殆どです。
それに精通すると誰でもが、されど出席管理システムなんですと言えるようになります。だからこそ、お客様も、導入するにあたり、実運用から見た
システムの機能内容の比較をされ、導入して頂ければと思っていますが、勧める業者自体が実運用を知らないのも原因の一つにあります。
可もなく、不可もなくの中途半端は失敗しかねません。何事もバカがつくくらいにその道に精通することも必要に感じます。
拘りをもって作り上げることが必要ですが、私のようにあまり拘り過ぎるのも周囲から空気を読めない、疎い存在でしかないと思われがちになるようです。
そんなところを日々、自分なりに注意をしているつもりですが、熱い気持ちが先行してしまい、周囲の空気を読めなくなる傾向がタマに傷だと反省をしています。