上善、水の如し
今までにあらゆる業種のシステムを受託開発し、程々のお客様からの評価、成果を上げてきたつもりです。
そんな中で何処もデータが発生する発生源からの管理を徹底することがシステムの共通した課題でした。
定型、非定型に限らず、発生源から情報を把握することですべての流れがせき止めることなく、濁ることなく、まさしく上善、水の如しの流れこそがもっとも大事な点だと実感をしています。
文教関係のシステムを見れば、見栄えや処理自体に拘っていて運用の流れ自体の根本的な面を考慮しない点があるように見受けられます。
違う業種の人間に発生源での対応などの説明をすると、そんな事、普通じゃないですかと言われます。 普通な事が業種が違えば普通ではない、そんな事が暫し、あります。
データベースの正規化もされていないケースが多いです。弊社も同様でした。教務事務システムを例に挙げれば、メインとなる科目分類、科目マスター、年度で変化するカリキュラムと言いつつも、運用自体を分かればコード体系自体を汎用的に作れるものだと思っています。
元々、私自身も含め、サラリーマンの頃、文教担当=左遷だと思ったこともありましたし、値引きが多く、分かってくれる人が少ないよとも言われていました。
でも、今は、自分自身が関わって気づいた事は、今までの文教を担当してきた方々の質が悪い、いい加減なやり方が横行していたような気がします。但し、運用ルールを確立することが難しい点はあります。
がんじがらめで作るのではなく、遊びを持たせ、シンプルをもっとうに良い商品を提供する事により、分かってくれることを実感しています。
遊び=数多くのシステムを知り、修羅場をくぐり抜けた経験値とその応用力ではないかと思います。
やはり、何処も同じ、人の話を鵜呑みせず、自分の目でしっかりと見て、判断することが重要と感じています。
モノ作りの拘りを持ってお客様の実運用を見る、木を見て、森も見る、バランス感覚を忘れずに、自分なりの経験を活かし、今後も取り組もうと思う、青魚の心境でした。