仕事への復帰
退院後、仕事復帰するが、3週間も間のブランクの為、少々、しんどい。
やはり目を使う仕事の為、PCの画面内容についていけず、説明がままならない。自分自身のジレンマに憤りと焦りが出てしまう。少しずつ慣れていくしかないがイライラして周囲の方々にあたり散らすこともあり、自分自身にうんざりする。
そうこうしているうちに退院後の定期診断の為、病院へ行く、視力は退院直後よりだいぶ回復し、診察する方もびっくりしていた。視力検査の私のとなりにS様がいて声をかけられるまで気がつかなかった。元気な様子な為、ひと安心する。
退院後の状況など聞くとイライラなどをし、周囲にあたり散らすことがあるとのことで私自身と同様であることに痛感する。
定期診断が終了後、入院患者の方々を見舞いに5階へY本さん、H森さんが今週末にも退院するとのことで元気であった。
自分自身が目の状況と今後の方向など先生に納得するまで確認するようにとアドバイス、笑顔で「大丈夫」と言われほっとする。
入院中に知り合った方々であるが、その時、その時での不安などを共有したり相談したりした間柄の為、いろんなことが走馬灯のように思い出す。いずれ社会復帰し、頑張っていくことへの心からの応援をしたい。自分を含め。
レントゲン技師より言われたことは、目からの情報量は8割、生活する上で一番に重要である。今後、IPS技術による臨床試験などを経て、何年先かは実用化されると思われるが、今、この時が大事、最後の検査を待つ1F通路内で微笑みながら私に近づく方が、握手を求め、握手しながら「明日という日は、明るい日と書く」と入院中に言ってくれた言葉が忘れませんでした。と一言を頂く。
あの方は、確か内科の手術後、目の手術で入院をされた方で一度、ロビーで会話をした方と気がつく。骨髄の提供もしたという話も聞いている。ロビーでいろいろな病気を乗り越えてきた話しをもの静かな口調で話され、病気が治らない点も聞く、誠実で真面目な方だと感じた。
握手をしながら心から頑張って下さいと何度も言っている自分がいた。