2011/3/13 日曜日

安否情報の確認今だできず

Filed under: 未分類 — wakayama @ 10:31:22

11日14:46分、社内打ち合わせ中に強い揺れを感じ、揺れが治まるまでと思いつつ、長い揺れが続く、その時の頭の中では、東海地震がとうとう来たかのかと思った。少し、揺れが治まってからテレビをつけて見る。

震源地は三陸沖でM8.3、津波警報発令、高いところで3m〜10mとの内容とのことで地震発生時の海の映像を流していた。(今はM8.3から8.8〜9.0と修正、観測上最大限の地震、想定外とも言っている。)

その映像を見て穏やかな様子にほっと胸をなでおろす。

しばらくテレビをつけながら次の瞬間、車がかなりの台数、海に飲み込まれる映像を見て息を呑む、そこは何処?何が起きたのと思いながらもさっき見たばかりの穏やかな海の様子とのギャップに目を疑う。

事実を素直に受け止めなければと思いつつ、目の前に見る映像に愕然とする。それからというもののテレビに釘付け、時間が経てば経つほど被害の状況が拡大する。

岩手から宮城、茨城、福島、北海道と規模が拡大する。夜につれ火災が起きている場所の映像がますます被害のすさまじさを感じる。

被災者に取っては、電気が使えず、真っ暗でさらに寒い夜を向かえるので精神的にも肉体的にもきつい状況と思う。

テレビをつけながら心配で電話をするが繋がらず、翌朝早めに電話を入れれば繋がるのではと思い、被災者の方々には悪いが、少々、横になり仮眠を取り、早朝に再度、電話をするが繋がらない状況。

テレビ取材の記者が被害地の方に今、一番に欲しいモノは何ですかとインタビューに、「家族がバラバラで避難したので今は、家族の安否状況が欲しいです」と答えていた。

まさしくその情報こそが今、一番に欲しいですが、交通手段も寸断され、今だ余震が続き、身動きもできず、どうしても電話での確認方法にすがる思いですが、電話も繋がらず、やきもきしている今の状況です。

テレビを見てつくづく感じたことは、被災地の凄い場所だけを写し、被害地全体としてどうなのかが分からず、テレビの映像のみが頼りとしている親族に取っては、かえって不安を煽るばかりとなる。

また、親族や家族の気持ちを逆撫でするような評論家の照れ笑いしながらの説明や場の状況を見ずに被災地現場の記者へ被災者にインタビューしてはと命令をしたり、言動・行動自体に違和感を感じる。

唯一、救われた気持ちとなったのは、12日の夕方5時頃にTBSの解説者で我々は何が使命かと問わなければいけないのではと言っていて中で、被災地へ報道取材用ヘリを飛ばすが、被災地での被災者と遭遇した場合、人命救助もできず、取材することに固執するならば、点の情報から線へ繋がる報道をすることが我々の使命ではないかと言っていた内容でした。

やはり、被災地区全体から見た映像の中で被害の多い地区は何処で家族の安否情報への手助けとして避難場所ごとの情報を収集し、家族への情報を提供したりするライフラインの一助として点から線への情報伝達をする役割に徹して機能をして欲しいと思います。 

後は、評論家、気象庁の説明の質と国の災害時における人的支援数がどうしても納得いかないことです。

今までの災害時にテレビに出てくる専門ごとの評論家の場合は、起きてからの傍観者の立場のみに徹した説明。

国の災害規模の認識の甘さによる人的支援の投入数、気象庁の地震が起きてからのごてごての発生震源地の発表と言い訳。

今後も評論家、気象庁は、起きる可能性への警告などしない、できない。

すべて想定外であったと言う言葉がすべてを表しているように思えました。

今は、早く被災地へ行き、安否の確認をしたいことだけです。

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